ありんくりんニュース
「ありんくりん通信 36号」の発行を終え
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「ありんくりん通信 36号」(双尾II、2019年8月18日(塩屋湾のウンガミ)発行)
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 今回も、継続調査中のシロウラナミシジミについてです。前回、「ありんくりん通信」32号・33号で冬季、大宜味村押川のハナシュクシャで発生するシロウラナミシジミについてまとめました。今回は、主にゲットウで発生を続ける本種について大宜味村喜如嘉、国頭村奥間、国頭村奥間林道付近、名護市有津、東村高江、東村宮城、東村平良、東村宇出那覇をまとめています。
 人それぞれ、楽しみ方は違うとは思いますが、発生迷蝶の醍醐味は、私たちにとって「いかに生態的な新発見ができるか」です。
そんなこんなで、写真はたまるのですが、標本は私の場合、冬季の3頭程度、旦那も冬季の数頭、今回、1ペアくらいしか確保してません。特に♀については、観察で充分、後世に繋げておくれ〜という気持ちしかありません。幼生期はもっと大切、さらにその上は、根本である植物が一番大切だと考えています。
皆さんに同じような気持ちで居て欲しいとは言いませんが、せめて植物だけは刈り取って欲しくないと願うばかりです。特に集落内や、畑の周囲などトラブルの原因になるような行動だけは避けていただきたいと、くれぐれもお願いします。
 ちなみに発行日の8月18日は「塩屋湾のウンガミ」でした。毎年、旧盆明けの初亥の日に行われるのですが、今年は運良く休日でした。この様子は「ありんくりんレポート 塩屋湾のウンガミを見学しました(2019年8月18日)」で紹介しています。見てね〜。
『ありんくりん通信36』記録覚書
シロウラナミシジミ;フイリゲットウの蕾食痕 東村高江 2019年6月29日、クマタケランの卵殻1 東村宇出那覇 2019年7月12日、ゲットウでの発生を大宜味村・国頭村・名護市・東村の各地で幼虫〜成虫を写真で紹介、新田智「沖縄本島で発生を続けるシロウラナミシジミ(2019年3月19日〜7月21日)」、ありんくりん通信36;1-10.