▲ありんくりんニュース 特集!イチモンジセセリの野外における生態観察
★イチモンジセセリ;幼生期(その1/2011.10.31〜11.21)
新田智が10月25日に名護市でイチモンジセセリが複数個体集中している場所を見つけて1週間後、産卵行動をとっている♀を発見。何度もカメラで追いかけるがその瞬間は早く、なかなか押さえる事ができなかった。産卵している植物は主にチャボウシノシッペイである(以下、全て新田智観察・撮影)。
▲本シリーズ産卵(2011.10.31)のページにご紹介している卵を追跡している。産みたての卵(14時35分)。茶色っぽい色である。《データ》イチモンジセセリ追跡卵 名護市 2011年10月31日(14時35分) 新田智撮影・観察
【追跡11/7】10月31日に産卵された卵は無事孵化し、幼虫を追跡できた。この他にも卵を確認していたが全て幼虫を追跡できなかった。なお、孵化殻は残す傾向があるのか、この個体以外でも孵化殻は確認できた。この個体は孵化した後、まず写真の左側に食いついたのか、食痕と巣の跡が見える。確認できた葉はこの巣の跡よりもっと左側にある葉に付いていた。幼虫を撮影するために巣を開けた。
▲孵化殻と食痕 名護市 2011年11月7日 | ▲1齢幼虫巣 名護市 2011年11月7日 | ▲1齢幼虫 名護市 2011年11月7日 |
【追跡11/8】翌11/8は、チャボシノシッペイを食べているのを確認できた。
【追跡11/21】天候が悪かったり用事があってなかなか再調査できなかった。古い食痕はあるがいくら探しても追跡中の幼虫は見つからなかった。チャボウシノシッペイでの他の追跡幼虫は全て見つからなかった。
▲チャボウシノシッペイを食べている1齢幼虫 名護市 2011年11月8日 |
▲古い食痕(追跡終了) 名護市 2011年11月21日 |