▲ありんくりんニュース
★ヤンバルクイナを守る?(2011年1月10日)
先日、ニュースでヤンバルクイナを守ろうとNPO団体がヤンバルクイナの繁殖を目的に国頭村で檻を作ったという紹介がありました。
いつものことながら、了見の狭い保護をあたかも良い事のように報道するのも如何なものかと頭を抱えたくなりました。穿った見方ですが、ヤンバルクイナのペット化?ではないかと思ったりします。そのものだけを増やそうとすることは危険な考え方です。視野を広く、自然環境と天敵の関係、バランスのとれた保全を考えなければなりません。
人が侵入する前からヤンバルクイナは森に住んでいたのだろうと考えます。人の営みにより道路が整備され山が切り開かれ、また人が持ち込んだマングースや野良猫のせいで、致命的になりました。さらに、ヤンバルクイナの交通事故は増え続けています。どうしたら良いでしょうか?。
1)天敵である、マングースや野良猫を徹底的に駆除する(マングースは県や国がハブ対策で何の考えもなく持ち込んだらしい、持ち込んでおいて責任を取らないのは最低である)。人の手で1匹づつ駆除すべきです(1匹幾らかで国や自治体が買い取りをすれば、お小遣い稼ぎで住民も動くかと思います)。
2)森を保全する。ヤンバルの森はできれば、国立公園にして林野の開発はさせず、林道はすべて森に戻すべきです。集落を結ぶ道路は橋やトンネルで繋ぎ、道路は天空を通すべきです。生き物はすべて古い道路を自由に行き来出来るようにします(交通事故はなくなるでしょう)。
関係集落自治体は豊かな自然はそれ自体で財産という考えで、山や森を守り、トレッキングコース程度に歩道を整備し、自然に基づいた観光をアピールすべきです。開発による破壊行為は何の生産も生みません。自然という財産を生かしながら共存できたら、それが一番かと思います。
国や行政が国立公園化と自然にやさしい道路整備(道路は天空に計画)、国の責任によるマングース撲滅計画の予算は莫大かとは思います。日米安保基地負担税などで集め、沖縄支援として捻出してほしいと考えます。