ありんくりんニュース2010.12.20

ありんくりんニュース
津堅島でリュウキュウムラサキの産卵確認、新食草で育つか?(2010年12月20日~現在飼育追跡中)

 12月20日、津堅島でリュウキュウムラサキ(ジャワ型)♀がコアカザ(帰化植物 アカザ科 Chenopodium serotinum L.)に産卵する様子を撮影しました。津堅島の人参畑で、雑草としてコアカザの苗が点々とあり、それを選ぶようにして母蝶は産みつけていきました。小さな葉に6卵もかためて卵を産みつけた葉もありました。母蝶は地面すれすれに尻餅をつくように低い位置から尻端を曲げ産卵して行きました。葉の面積は小さいので、後ろ脚は地面に付けて押すようにバランスをとっています。津堅島の人参畑は手入れが大変行き届いているので、いずれはこの雑草は抜かれてしまうでしょう。その中から、1卵を産みつけた葉を持ち帰りました。無事食して成長したらおそらくコアカザは新食草ではないかと思います。飼育経過、次を見たい人は「つぎへ」を押してね(新田智観察、撮影。文責;新田敦子)

▲コアカザに産卵する♀(津堅島 2010年12月20日 新田智撮影)