ありんくりんニュース
「ありんくりん通信 7号」の発行を終え
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「ありんくりん通信 7号」(双尾II、2015年8月21日発行)
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巻頭はタイワンアサギマダラです。6番の渡名喜島の個体は何となく、斑紋が大きく色調が薄くなっており鱗粉不全気味かとは思いますが、タイリクアサギマダラ・・・!?、なわけないな〜胴体の色は薄めですが、黄色ではありません。残念。※掲載標本写真はこちら
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今回から新たに「蔵出し My Collections」というコーナーを作りました。沖縄に精通されている杉本安夫氏にお願いして、沖縄や迷蝶にちなんだ標本写真を頂戴しました。今回はシロオビアゲハ Collectionsを紹介しました。シロオビアゲハは変異個体でカッコいい標本ばかりで圧巻です。※掲載標本写真はこちら
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「花と昆虫」ではサガリバナに訪花する昆虫の写真を集めました。さすがに夜咲く花なので、蝶類はいません。
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巻末の「琉大風樹館コレクション」は「石垣島のイワサキコノハ♂」ラベルには「バラビドウ(バンナ岳北方) Ishigaki Is. 25-X1-1968 高原元亮」(沖縄県石垣市(石垣島)バラビドウ(バンナ岳北方)1968年11月25日 高原元亮)とあります。恐らく未発表?。ちなみに、「白水隆 日本の迷蝶 II」を照らし合わせますと「小路嘉明、沖縄・八重山蝶採集ガイド;101、1985」に近い記録(沖縄県石垣市(石垣島)バンナ岳 1968年12月25日 採集者の記なし)というのがありました。同じ年度で月が違うのですが、もしかしたらガイドブックを作成にあたり小路さんの見間違いの可能性がありますね。※掲載標本写真はこちら
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2号の裏話にも書いてますが、「ありんくりん通信」について発行しても感想を頂けないどころか、本誌を入れても入れなくても、売り上げアップには繋がらないといった残念な結果でありました。
こうして予算が出ない中、「ありんくりん通信」の印刷部数は、まず著者の方に5部、琉球大学に1部、私たち用に2部印刷します。この印刷用紙はちょっと高級な「両面スーパーファイン用紙標準」(50枚入りで800円くらい)で行います。
次に、諸先生方や友人知人用に5〜6部印刷します。それから予備に10部ほど、これは注文を頂いた方々にオマケで同封するものです。この印刷用紙は「両面上質普通用紙(再生紙)」(250枚入りで500円くらい)で行います。なお、インクは互換性のお安いタイプ(1本500円)でも1号の印刷で5〜6本は使います。
著者と琉大には発行後にすぐにお届けしてますが、諸先生方や知人は発送代金捻出のことを考えるとまとめて送ることになります。
それで、先日、2号〜6号までまとめてお送りしました。友人は気心知れているので、すぐに御礼のメールをくれます。そして今回お届けしました諸先生の中で鹿児島のF先生からは、感想、要望、コメントを頂き有り難く思いました。先生のご指摘から今号の「ありんくりん通信 7号」から1ページ目の左上に発行日を入れるようにしました。自己満足の発行物に関しても丁寧なお返事を頂けると嬉しく感謝、感謝です。また、張り切って作らなければと思いを強くしました。