ありんくりんニュース
「ありんくりん通信 42号」の発行を終え
---------------
「ありんくりん通信 42号」(双尾II、2020年2月22日発行)
--------------

 今回は、沖縄在住のお二方から、ご投稿頂いた原稿を掲載しました。久場兼作氏からは、ツマグロヒョウモンシロオビアゲハの変異個体について。栗栖和信氏からは、シロウラナミシジミの異常個体をご披露頂きました。改めましてお二方にお礼申し上げます。いずれも標本写真は「異常型・変異個体図鑑」にアップしています。興味のある方は、種名をクリックしてみて下さい。
ほかに「2005年渡嘉敷島で目撃・撮影した蝶類他」があります。最近のニュースは新型コロナウイルス、深刻な問題となっています。豪華客船「ダイアモンドプリンセス」の映像も多く流れていました。フト、そういえば、この船を撮影していた事を思い出しました。慶良間諸島へ出かけた際に、泊港から見たと記憶が蘇って来ました。保管場所がなかなか見つからず、元のCDロムを1枚、1枚見直してようやく、発見しました。2005年10月29日、当時、渡嘉敷島でウスアオオナガウラナミシジミやメスアカムラサキが発生していたので、生態観察や写真撮影を楽しみました。その帰りのフェリーから、今まで見た事もない豪華客船。当時、新造船としてクルーズしていたようです。船には中国の国旗が掲げられていました。
気になったのでネットで調べてみました。「日本で建造された最大の客船として、2004年にサファイア・プリンセスと共にデビュー」とありました。やはり当時、できたての新造船を間近に見たのでした。凄いな〜の一言でした。15年と言う時を経て、このようなニュースでクローズアップされた事に複雑な思いで当時を回想しました。
『ありんくりん通信42』記録覚書.
 ツマグロヒョウモン♀(白化個体)今帰仁村乙羽岳 2019年5月22日 久場兼作『ありんくりん通信42』1-3.
 シロオビアゲハ♀(1型、白帯発達)伊良部町佐和田 1987年3月2日 後藤光男採集・久場兼作保管『ありんくりん通信42』1-3.
 シロオビアゲハ♀(T型、左右非対称に赤紋が流れたように発達)読谷村長浜 1995年8月4日 久場兼作『ありんくりん通信42』1-3.
 シロオビアゲハ♀(T型、左右非対称に白斑がイビツでよく見ると黒鱗粉が入っている)恩納村真栄田岬 1996年6月13日 久場兼作『ありんくりん通信42』1-3.
 シロオビアゲハ♀(U型、後翅白紋が消失し、赤紋が帯状に発達)今帰仁村乙羽岳 2015年10月7日 久場兼作『ありんくりん通信42』1-3.
 ジャコウアゲハ♂後翅赤斑異常個体 本部町 2017年11月29日 新田敦子『ありんくりん通信42』3.
 渡嘉敷島で観察した蝶の紹介「2005年渡嘉敷島で目撃・撮影した蝶類他」新田智『ありんくりん通信42』4-5.
 シロウラナミシジミ♂(裏面斑紋異常個体)名護市源河 2019年10月27日 栗栖和信『ありんくりん通信42』6.