ありんくりんニュース
「ありんくりん通信 33号」の発行を終え
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「ありんくりん通信 33号」(双尾II、2019年3月21日(春分の日)発行)
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 33号は、32号に続く後編です。大宜味村で発生していたシロウラナミシジミの幼生期の追跡観察を中心に、ほかにハナシュクシャの食痕などをまとめています。幼虫の体色や摂食しているものは一体何?、また蛹と蟻の関係など、興味深い観察例、満載です。ただ、残念な事に追跡が途中で終わってしまった事です。冬季では蛹で堪えるのではないかと想像するのですが・・・・。今年は記録的な暖冬で、天気の良い日は気温も上がり1月末に成虫が見られました。流石に、2月に入ると見られなくなりましたが、それでも野外である程度、幼生期を追跡出来た事は次世代への希望を持っています。
食痕も古いものから浅いものまであり、2018年の夏〜秋は当地で、星の数ほどシロウラナミシジミが居たのではないかと想像しました。
『ありんくりん通信33』記録覚書
シロウラナミシジミ終齢(ハナシュクシャ肉果皮の付け根を摂食、赤い幼虫)沖縄県国頭郡大宜味村押川 2019年1月15日
シロウラナミシジミ終齢→蛹追跡(黒アリが蛹を隠すようにゴミで蓋をしてある)沖縄県国頭郡大宜味村押川 1月29日〜2月23日ほか古い食痕など掲載。「大宜味村でシロウラナミシジミの発生を確認(2019年1月4日〜2月26日)後編」新田智『ありんくりん通信33』1-6.