ありんくりんニュース
「ありんくりん通信 19号」の発行を終え
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「ありんくりん通信 19号」(双尾II、2017年1月28日発行)
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 発行日の1月28日は旧正月です。
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 今回はクシヒゲハイイロヒメシャクの特集号となりました。
クシヒゲハイイロヒメシャクは、ネットで調べましたら分布が四国、対馬、石垣島(台湾、中国、インドシナ)となっていまして、あまり調べられていない種なのだろうと思いました。今回、無人島のうるま市南浮原島、久高島で撮影、採集したので報告しました。南浮原島ではウコンイソマツで幼虫も採集、飼育し♀を羽化させました。終齢幼虫で採集、自宅でウコンイソマツを鉢植えし、飼育したのですが、生態が分からずビックリした事がりました。幼虫は食草からはなれる事なく順調に育ちました。ある日、植木鉢から幼虫の姿が見えなくなりました。蛹化場所を探すため徘徊したのかと探しまわりましたが見つかりません。もしや、徘徊中にハエトリグモかなにかにやられた?。気をとりもどして、ウコンイソマツの根際をジックリ観察しましたら、ウコンイソマツの下葉2枚の間を砂で固めた繭を見つけました。まずは、上の葉をピンセットで取り外し、糸で頑強に作られた繭の上の部分を慎重に外していくと蛹が居ました。食草や生態を解明する事は楽しいですね。クシヒゲハイイロヒメシャクの生態写真はこちら
『ありんくりん通信19』記録覚書
うるま市(南浮原島)で同島初となる、ヤマトシジミ、ミナミコモンマダラ、カワカミシロチョウなどを採集・目撃とあとがきに記述。新田智(ありんくりん通信19号;6).
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 編集後記に少し、蝶の話題。うるま市南浮原島の蝶として「ヤマトシジミ、ミナミコモンマダラ、カワカミシロチョウなどを採集・目撃」と書き込みました。無人島でも何かしら蝶は中継するのですね。