ありんくりんニュース
「ありんくりん通信 14号」の発行を終え
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「ありんくりん通信 14号」(双尾II、2016年5月5日発行)
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巻頭にミナミコモンマダラの標本写真を紹介しています。迷蝶として季節になると主に八重山地方で採集記録が上がって来ます。今回も新田智のコレクションの中から島嶼単位で沖縄島、与那国島、西表島、黒島、波照間島、座間味島、南浮原島を紹介しています。南浮原島はうるま市(面積0.07キロ平米、周囲1.31キロ、標高4メートル)の無人島です。琉球石灰岩で覆われた低平な島で恐らく土着している蝶は殆ど居ないのではないかと想像します。というのも、この小さな島には野生化したウサギが居て、下草を食べている事からヤマトシジミの食草であるカタバミもなく、吸蜜できそうなセンダングサもありません。このような小さな島で、しかも植生が貧相な島であっても移動する蝶は海岸性植物のモンパノキやホウライカガミやウコンイソマツの花に飛来する事もあります。迷蝶いわゆる移動する蝶はダイナミックに動き回っていると言う事が、小さな無人島に渡島して実感します。また、標本写真からミナミコモンマダラの個体変異も楽しめます。どこから飛来して来たのか?想像するのも楽しみです。※掲載標本写真はこちら
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「国頭村奥のこいのぼりと蝶など」では国頭村奥のヤンバル鯉のぼり祭りを見学した際にこいのぼりをバックに昆虫を撮影したものを紹介しました。祭り会場は整備された場所なので下草はきれいに刈り込まれ、シロツメクサも草丈が低く、例え調が吸蜜したとしてもかなり見上げなければ鯉のぼりは入りません。動き回ったり飛翔する昆虫を撮影するのも一苦労です。
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「蔵出し My Collections」では杉本安夫氏コレクションその7として、ウスキシロチョウをご披露頂きました。※掲載標本写真はこちら
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巻末の「琉大風樹館コレクション」は石垣市魚釣島のアゲハです。「ありんくりん通信 12号」で魚釣島のリュウキュウヒメジャノメを紹介していますが、同じ1968年7月です。※掲載標本写真はこちら
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この裏話を書いている5月13日現在、沖縄県が梅雨入りというニュースを聞いてません 。もうそろそろでしょうか。