ありんくりんレポート
in津堅島(2014年6月4日)
 2今日はムシの日、ということで手頃な島、津堅島へ出かけました。昨晩は夜中に雨が降っていて雨が残るかもと、心配してましたが、朝からまずまずのお天気で、晴れました。天気予報では先週までの雨マークが消え、この週は晴れと曇りマークのみ、もしかしたら梅雨明け?と思ったりしています。梅雨明け前後が迷蝶、特に迷マダラに良い事から、期待が高まります。
今回も私はレンタル自転車を借りて、ゆっくり走らせます。津堅島では2010年にマルバネルリマダラ、2012年にスジグロカバマダラを全く同じ場所で採集したいわゆるマダラポイントがあり、そこで少し粘ってみる事にしました。11時〜12時前まで、そして13時半〜14時頃と2度に分けて待ちましたが、結局は変わったマダラに遭遇できませんでした。今回、多いなと感じたのはオオゴマダラ、シロオビアゲハ、モンシロチョウくらいで、全般には発生末期で、夏枯れのハシリのような感じでした。今年は遅いとか、これから良くなると思い込んでいたのが間違いで、出遅れた分、猛スピードで発生を終わらせ、夏場に向けてトンズラした種もいるような気配でした。それが証拠に、アカタテハなどのタテハ類やアオスジアゲハ、リュウキュウアサギマダラなど見る数が極端に少ない印象でした。人間が想像する以上に気象条件などに敏感で、適応させ待ったなしの発生を繰り返してるのだなと実感しました。
智と帰りのフェリー待合室で合流、智はキャロット公園の裏の小道で、14時10分、出会い頭にタイワンアサギマダラを確認、ネットを組む間もなくフワリと樹冠を越え、明るい広場の方へと舞い上がり、見失ってしまったとのことでした。残念。私もいつも気にしている小道、しかし、今回は入るのを止めました。何故って、私が苦手な犬が3匹もいて1匹は血まみれになっているのを見たからです。ということで、私も13時頃は小道を経た広場の方をウロウロしてたのですけど・・・・・。
それにしても、口惜しいな〜リベンジに行かなくてはね?。智は、迷蝶は島抜けするから、それは無理と。そっか!。
なお、智の話ではキチョウは数頭をネットに入れ、確認したところ、いずれもキタキチョウだったそう。
《2014年6月4日、津堅島で観察・目撃した蝶(観察者;特記がない限り、全て新田敦子)》
オキナワビロウドセセリ(智)、アオスジアゲハ、シロオビアゲハ、ナガサキアゲハ、キタキチョウ、モンキチョウ、ツマベニチョウ、モンシロチョウ、ナミエシロチョウ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、タイワンクロボシシジミ(智)、リュウキュウミスジ、アオタテハモドキ(智)、イシガケチョウ、ルリタテハ、テングチョウ(智)、アサギマダラ、タイワンアサギマダラ(智・目撃)、リュウキュウアサギマダラ、オオゴマダラ、ツマムラサキマダラ(写真は全て津堅島、2014年6月4日)
記録の詳しくは津堅島蝶の記録へブログも見てね!(文責;新田敦子)。
ヤマトシジミ タイワンクロボシシジミ キタキチョウ