ありんくりんレポート
in渡嘉敷島(2013年11月6日)
 今年は、ホリイコシジミが本島周辺で発生しています。先週は久高島、水納島(本部町)と巡りましたがホリイコシジミの確認が出来ませんでした。メゲズに今週は、慶良間諸島に挑戦してみましょうね。まずは渡嘉敷島へ。ここで見つかれば、次週は座間味もいいな〜などと期待しながら船に乗り込みます。那覇市泊港のお天気は薄曇りとあまりよい天気ではありません。島へ行けばなんとかなるかな〜と甘い気持ち。しかし渡嘉敷港へ着いてみると、泊港よりも天気が良くなく、さっきまで通り雨があったような水たまり、ドンよりとした雲から時々霧雨、気温は低め、なんだか気分も落ち込みそうになります。到着して直ぐ、頼みの学校花壇にはランタナがなく、集落内にもヤナギバルイラソウ、ランタナとともに、ポツポツと点在する程度で、ホリイコシジミが発生しているような気配がありません。どうやら、3連敗したようです。
 そえれでも、さすが渡嘉敷島。小さな離島とは比べ物にならないくらい、蝶の種類をカウントできました。天気が今一だったので、見た数は1種1頭のみと言う種もありましたが、好天だったらいかに賑やかだったでしょう。面白かったのは、クロバナツルアズキのマントにウラナミシジとルリウラナミシジミとオジロシジミが混成発生していたことです。遅い目のリュウキュウウラナミジャノメを観察できたし、本命の蝶はいなくともそれなりに楽しめました。ということで、慶良間諸島、他の島の探索は経費もかかることから、しばらく見送る事にしました。
《2013年11月6日、渡嘉敷島で観察・目撃した蝶(観察者;特記がない限り、全て新田敦子)》
チャバネセセリ・イチモンジセセリ・ユウレイセセリ・オキナワビロウドセセリ・クロボシセセリ(智)・アオスジアゲハ・シロオビアゲハ・ナガサキアゲハ・モンキアゲハ・オキナワカラスアゲハ・キチョウ・ナミエシロチョウ・ツマベニチョウ・オジロシジミ・イワカワシジミ・ヤマトシジミ・ヒメシルビアシジミ・ウラナミシジミ・アマミウラナミシジミ・ルリウラナミシジミ・オジロシジミ・クロマダラソテツシジミ・リュウキュウアサギマダラ・ツマムラサキマダラ・ツマグロヒョウモン(智)・リュウキュウミスジ・イシガケチョウ・ヒメアカタテハ(智)・アカタテハ・タテハモドキ(智)・アオタテハモドキ・リュウキュウヒメジャノメ・リュウキュウウラナミジャノメ(写真はすべて渡嘉敷島、2013年11月6日、新田敦子撮影)記録の詳しくは渡嘉敷島蝶の記録へ。ブログも見てね!(文責;新田敦子)。
リュウキュウウラナミジャノメ オジロシジミ産卵(クロバナツルアズキ) ルリウラナミシジミ産卵(クロバナツルアズキ) ヒメシルビアシジミの低温個体