ありんくりんレポート
in津堅島(2013年10月21日)
 今年はホリイコシジミが沖縄本島で大発生しています。周辺離島では橋で渡れる古宇利島、屋嘉地島、瀬底島、大宜味村の宮城島を10月2日までに確認しました。その後、台風の影響などでなかなか船での渡島は厳しく、今回ようやっと津堅島に渡れるチャンスを持つ事ができました。津堅港をあとにして、集落に入る玄関口に大きなシーサーの門柱があります。その脇のコバノランタナで群れるホリイコシジミ!。予想はしていたものの、あっけなく採集・撮影でき、いきなりの出迎えに嬉しくなりました。津堅島のホリイコシジミはヤナギバルイラソウでもランタナでも発生しているようで、量の多いランタナで特に多くの成虫を観察できました。ヤナギバルイラソウは晩秋で花期が終わるということで、蕾を持たなくなった後は、ランタナで繋ぎながら年明けまでも続くのではないかと思わせます。あとは、どれほどの寒さに耐えられるかを見届けたいと思っています。ホリイコシジミの採集や撮影に夢中になりすぎて、他の蝶のカウントはあまりできませんでした。私は神谷荘の遊歩道付近を散策するまでで時間切れ、主人(新田智)に至っては、撮影に忙しすぎてキャロット公園止まりでやむなく時間切れ、カウントした蝶の種類は5種ということでした。私としたことが!、大失敗はクロマダラソテツシジミ♂異常個体を撮影したものの採集に至らなかった事です。帰りの船の中でボヤク事、ボヤク事。楽しい津堅行でしたが、反省しきり。次回こそ、リベンジするぞ〜。写真は全て津堅島、2013年10月21日
《2013年10月21日、津堅島で観察・目撃した蝶(観察者;新田敦子)》
チャバネセセリ・イチモンジセセリ・シロオビアゲハ・キチョウ・ウスキシロチョウ・ウラナミシロチョウ・ナミエシロチョウ・ウラナミシジミ・ヤマトシジミ・ホリイコシジミ*・ヒメシルビアシジミ・ウラナミシジミ・クロマダラソテツシジミ・アサギマダラ・リュウキュウアサギマダラ・ヒメアカタテハ・アカタテハ・(写真はすべて2013年10月21日)記録の詳しくは津堅島蝶の記録へブログも見てね!(文責;新田敦子)。
島の玄関口、シーサーとランタナ、ホリイコシジミがお出迎え ランタナにはイチモンジセセリも アサギマダラ♀も そしてクロマダラソテツシジミ異常個体♂も吸蜜してました!!