ありんくりんレポート
in 渡嘉敷島(2013年3月11日)

今日は、渡嘉敷島に行きました。前回、渡嘉敷島に出かけたのが2010年9月20日ですから、2年半ぶりの渡島です。今年の沖縄本島春の蝶は不作のようで、まとまった数の蝶を見る事ができませんでした。晴天が続き、気温も高いのに例年のような賑やかさはありませんでした。こんなに蝶を見ない春も珍しく、もしかしたら離島へ行けば、何とかなるかもといった安易な気持ちもあり、また離島の状況が気になったので、出かけてみました。
那覇まではバスで移動します。途中の風景も久々です。区画整理や道路拡張、大型店舗の改装など日々都会の風景は変化しているのだな〜と実感させられました。泊港の切符売り場にある売店も少し変わってました。2つ並んでいた売店弁当屋の1つが石垣のマミヤ蒲鉾店となってました。渡嘉敷島では、港も売店もあまり変わっていませんでした。港周辺の緑地は花で埋め尽くされ、向かいの小中学校の玄関には美しい花のプランターが並べられていて華やかです。また、村役場が新しく改装されていました。
さて肝心の蝶に関しましては、本島と変わらず、不作のようでした。オキナワカラスアゲハは数頭見ただけで、汚損個体になってました。例のごとく別れて散策していた智は全く見なかったとボヤイてました。また、ナガサキアゲハも1頭も見ませんでした。恐らく、去年の台風の影響だと思います。港の売店で台風の事を尋ねましたら、山々の木々が折れたり倒れたり大変だったと聞きました。
《2013年3月11日、渡嘉敷島で観察・目撃した蝶(観察者;特記以外はすべて新田敦子)》
 チャバネセセリ、イチモンジセセリ、ユウレイセセリ(新田智)、ジャコウアゲハ、アオスジアゲハ、シロオビアゲハ、モンキアゲハ、オキナワカラスアゲハ、キチョウ、ウスキシロチョウ、ツマベニチョウ、モンシロチョウ、ナミエシロチョウ、ウラナミシジミ、アマミウラナミシジミ、ヤマトシジミ、シルビアシジミ、テングチョウ、アサギマダラ、オオゴマダラ、ツマグロヒョウモン、リュウキュウミスジ、アカタテハ、イシガケチョウ、リュウキュウヒメジャノメ(写真はすべて2013年3月11日、渡嘉敷島)島の案内は渡嘉敷島トップへ。ブログも見てね!(文責;新田敦子)。

ユウレイセセリの低温個体(新田智) シロオビアゲハ♀の吸水(新田敦子) イチモンジセセリ(新田敦子) ウラナミシジミ交尾(新田敦子)