ありんくりんニュース 特集!イチモンジセセリの野外における生態観察
イチモンジセセリ;幼生期(そのA-2/2011.12.27〜2012.01.17完了)

《写真1〜2 2011年12月27日、名護市 新田敦子観察》
 ムラサキカタバミの葉で巣を作った個体を発見してから、急にやる気がでてきて、しばらく周辺を探していましたら、チガヤの食痕と巣を見つけました。追跡調査が楽しみです。
《写真3〜5 2012年1月11日、名護市 新田敦子観察》
  2週間も間を空けると以前観察していた巣から離れてしまうのかもしれません。この個体も直線距離で約50センチほど移動した場所に新しい巣を作っていました。写真5の右端鉄パイプ付近にあるチガヤが古い巣です。そして、右端のチガヤが新しい巣です。幼虫は、胴体にブツブツの点々が目立ちます。
《写真6 2012年1月17日、名護市 新田敦子観察》
  先週見つけた巣はもぬけの空になっていました。付近のチガヤを見ますが巣らしいものを見つける事ができませんでした。次回は他物にも注意してみます。その後、当地を訪れるたびに観察しましたが、幼虫の再発見はできませんでした。

【写真1】チガヤの巣 2011年12月27日 【写真2】中齢がいました 2011年12月27日 【写真3】新しく作られたチガヤの巣 2012年1月11日 【写真4】以前より大きくなった?幼虫 2012年1月11日
   
【写真5】巣の移動状況 2012年1月11日 【写真6】チガヤの巣はもぬけの殻 2012年1月17日