ありんくりんレポート
in 水納島(2010年11月10日)

 水納島に出かけるのは久々です。昨日の伊江島行とは比べ物にならないほどよい天気、気温も上々、風も殆ど感じません。期待が高まります。例のごとく二手に分かれます。小さな島なので、同じ場所を見る事は可能ですが同じ時間、同じ場所ではつまりません。コースを逆にすることで時間差をつけ目線を二倍にすることができます。智は灯台方向(西)、私は学校方向(東)から見て行きます。島でまず目についたのがウスキシロチョウでした。赤紋個体を撮影、なかなかの個体でしたので採集もしようとネットを組み立てましたが逃げられました。畑でお仕事中のオバアが私を見て、そのネット貸してくれと言う。モンシロチョウを採って退治したいとのこと。しかし、逃げられてしまいました。オバアは白い蝶を見つけたら退治してねと頼まれてしまいました。また、蝶は沢山居るから楽しんでいきなさいと。何と好意的なのでしょう。隣の畑でも、奥の花場を指差してこっちも居るよ〜採ってけと他のオバアが声をかけてくれました。墓地ではマダラ類がとても数多く見ます。変わった変異の個体がいないか見ますが、そう簡単には異常型はいません。墓地を出たところでリュウキュウムラサキを見つけましたが撮影できませんでした。畑や牧場を過ぎて東の海に、折り返して灯台のところで昼食をとりました。帰りの船の時間は13時発、目的のキタテハは見れそうにないなと思いました。最後に面白そうな農道を見つけました。あ〜でも時間が足らないな・・・と、智に会いました。この奥でキタテハ3頭(2♂1♀)撮影、採集したとのこと。忙しすぎてここから動けなくなったとか。どうりで会わなかったのですね。やはり、女の勘より、動物的勘のほうが鋭いようで・・・(「経験の差が出たと素直に言え!」と智に怒られるな・・・)。
《2010年11月10日、水納島で観察・目撃した蝶(観察者;特記のないものは全て新田敦子)》
 イチモンジセセリ・シロオビアゲハ・キチョウ・ウスキシロチョウ・モンシロチョウ・ナミエシロチョウ・ヤマトシジミ・リュウキュウアサギマダラ・カバマダラ・オオゴマダラ・ツマムラサキマダラ・ツマグロヒョウモン・リュウキュウミスジ・ルリタテハ・アカタテハ・リュウキュウムラサキ・ムラサキツバメ(智、写真)・キタテハ*(智)
(*印は初記録と思われる種です。写真はすべて2010年11月10日、水納島)島の記録はこちらブログも見てね!(写真;新田智、文責;新田敦子)。