ありんくりんレポート
in 渡嘉敷島(2010年9月20日)

 今日は、渡嘉敷島に行きました。当初、より迷蝶が狙えそうな座間味行きを予定していたのですが、船に乗る事ができず、やむなく変更しました。10時発のフェリーに乗り込み、11時10分入港予定が10分ほど遅れてしまいました。
 島に入ると智とは別行動、二手に別れます。天気も良く、気温が高く徒歩での探索はへばり気味になりました。
 今回の目的は「何か迷蝶がいないか探そう」です。まず目についたのがタイワンクズ。花の状態がすごく良いので、ウスアオオナガウラナミシジミがいないかと期待しましたが影もなく、ウラナミシジミばかりでした。相変わらず、個体数が多いのはクロマダラソテツシジミでした。迷蝶はリュウキュウムラサキのフィリピン型などを1♂2♀観察できました。畑の荒れた所ではスベリヒユやイヌビユが蔓延っていて、メスアカムラサキやハマヤマトシジミがいるかもと見て回りましたが、発見できませんでした。しかし食草の状況から今後、期待できそうです。
 土着種ではリュウキュウウラナミジャノメを1頭目撃で出始めのようです。タテハモドキは多くいました。オキナワカラスアゲハは汚損個体〜ピカピカの個体まで見ました。智がゲットウでクロセセリの幼虫を見つけていました(写真右)。写真左はリュウキュウムラサキのフィリピン型♂(智撮影)。注目すべきは、今回初めてベニモンアゲハを目撃しました。夕方、畑の縁の林の上をねぐらを探すかのように舞っていました。3メートル以上の高さを飛びっぱなしで落ち着いてくれなかったので、残念ながらカメラに収める事はできませんでした。月刊誌などに情報として報告しておきます!!
《2010年9月20日、渡嘉敷島で観察・目撃した蝶(観察者;特記以外はすべて新田敦子)》
 チャバネセセリ,ユウレイセセリ,クロボシセセリ,クロセセリ(智、終齢),ベニモンアゲハ(初記録?)、アオスジアゲハ,シロオビアゲハ,ナガサキアゲハ,モンキアゲハ,オキナワカラスアゲハ、キチョウ,ウラナミシロチョウ,ツマベニチョウ,ナミエシロチョウ,ウラナミシジミ,ヤマトシジミ,クロマダラソテツシジミ,リュウキュウアサギマダラ,オオゴマダラ,ツマムラサキマダラ、ツマグロヒョウモン,リュウキュウミスジ,タテハモドキ,リュウキュウムラサキ,イシガケチョウ,リュウキュウウラナミジャノメ,リュウキュウヒメジャノメ(写真はすべて9月20日、渡嘉敷島で特記がないものは新田智撮影)島の案内は渡嘉敷島トップへ。ブログも見てね!(写真;新田智、文責;新田敦子)。